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フィンランド生活3年目、ついでにフィンランドでの学生生活も3年目。同居人とそのファミリーと暮らすhiiRの日記的なブログです。
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少し真剣で暗めのお話なので苦手な方は避けてくださいね。

これは知っている方も多いかもしれませんがフィンランドでのうつ病は結構深刻です。
一時期は自殺率なんかもすごかったらしいです。
今はそれも回復していますが、決して低いわけでもありません。
そのメインの理由となっていたのがうつ病、そしてうつ病の中でも冬季性うつ病と呼ばれるもの。
これは高緯度地域で主に知られていて通常のものとは少し異なるそうです。

まずこの冬季性うつ病の原因となるのが極端に短い日照時間。
フィンランドでは学校の教科書にこの冬季性うつ病と日照時間の関係が詳しく書いてあります。
日が当たらないから気分が落ち込むとかではなく、特定のホルモンや成分が分泌されにくくなるなどが原因だそうです。

しかし、こんな風に教科書でも取り上げられているからこそ治療にも積極的です。
政府がうつ病の患者さん達の治療費が年間でもかなりの額だといっていました。
認知度や理解度も高く、珍しい病気でもないので周りが気付いてくれることも多々。
精神安定剤を飲むことも、カウンセリングに行くことも恥ずかしいことじゃない、そんな感覚。
きちんとそれに向き合って治療している人、それを他人に言える人が多いことにびっくりします。
それは冬季性うつ病の原因が土地柄や太陽のせいだからかもしれないけど。
日本だとうつ病=心が弱い人っていうイメージは未だになくなってないと思います。
治療することを戸惑わなくていい環境を日本でも作れたら素敵だと思うけど、まだ難しそうですね。

実はhiiRも1月頃に軽度の冬季性うつ病だと診断されました。
軽度だったので特に薬などはもらいませんでしたが、色々アドバイスはもらいました。
お医者さんが言うには、外国(フィンランドより南)から来た人はなってしまうことが多いそうです。
日照時間が今までの環境とはまったく違うことに加えて、生活の変化のストレスなど。
でも、春が来た頃からなんともありませんw
冬季性うつ病の方がみんな夏になれば治るのかは分かりませんが・・・。

正しい知識と正しい対処が大事だと、ママも言ってました。
いきなり病院に行かなくてもいいと思うけど、誰かに「最近こうなんだ」って話すことからでもそれは治療の一歩なんじゃないかな、と思ったりします。




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女性
誕生日:
1988/04/30
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多趣味です。色々齧りまくりw
自己紹介:
hiiRは
見た目とは裏腹に実は真面目
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